キャバクラでよく聞く給率制って何？計算方法も教えます！

キャバクラで働こうかなと思っている方は、キャバ嬢の給料がどのように決められるのかということについて、先に知識を頭に入れておく必要があります。

わかっていなければお店と対等に話をすることもできませんし、お金のことで後々トラブルになるのも良くありません。

キャバクラの給料計算方法は色々な種類があります。

今回は、キャバクラの給料のシステムについて詳しく解説していきます。

一見難しそうな給率制についてもわかりやすく解説していますので、最後までお目通しくださいね！

キャバクラの時給はどうやって決まる？

キャバクラの時給は、店長の感覚で決まる訳ではなく、以下のようなシステムが設けられており、それに従って計算されます。

• 指名スライド制
• 売上スライド制
• ポイントスライド制
• 給率制

一つずつ解説していきますね。

指名スライド制

指名スライド制とは、一定期間（締め日から締め日まで）のうちに「指名を何本取ることができたか」によって時給が変わるというシステムです。

例えば、1ヶ月のうちに指名が0本だった場合は基本時給の3000円のまま、10本取れれば時給は4000円にアップすると、言ったようなイメージです。

指名と言っても場内指名のことではなく、あくまでも本紙名の数のみがカウントされます。

場内指名はお店に来たお客様に指名してもらうことであり、それもお店に対して貢献はできているのですが、本指名をされることで初めてお店にお客様を呼び込んだということになりますので、場内指名よりもさらに貢献度が高いと評価されます。

長くキャバクラで働いており自分にお客様がついている状態のキャバ嬢さんはこのシステムだと有利で、稼ぎやすいと思います。

逆に、初心者のキャバ嬢さんでは本指名が取れるまでにある程度時間がかかることが多いため。
時給アップしにくくきついシステムとなります。

指名スライドを導入している店舗

• 西麻布センサー
• 恵比寿ガストン
• 恵比寿ヴァレラ
• 青山ラウンジ
• 三茶カリス
• 新宿グッドアート

売上スライド制

売上スライド制は、その名の通り一定期間の「売上の金額」に応じて時給が決まるシステムです。

例示しますと、売上が0円だと基本時給の3000円、10万以上だと500円アップ、20万以上だと1000円アップといった具合です。

お酒に強くてたくさんボトルを開けられるとか、フルーツ盛りやフードなどお酒以外にもオーダーをするのに抵抗がない客単価高めのお客様を持っているキャバ嬢さんにはやりやすいシステムとなります。

比較的高級なキャバクラに多いシステムです。

売上を立てる自信があるキャバ嬢さんは、売上スライド制のお店を選んでくださいね。

売上スライド制を導入している店舗

• 六本木ニュース
• 銀座のキャバクラ

ポイントスライド制

ポイントスライド制は「キャバ嬢がお店の売上につながるアクションを取れた時にポイントが貯まりその合計ポイント」で時給が決まるシステムです。

アクションごとに点数がつけられています。

例えば、ドリンク0.5ポイント、場内指名0.5ポイント、本指名1ポイント、同伴に2ポイント…と行ったような感じです。

それらが取れると、お店が都度ポイントをつけておいてくれます。

1ヶ月で集計し、ポイントの合計が5ポイントしかなければ基本時給のまま、50ポイントを超えれば500円アップ、100ポイントを超えれば1000円アップ、という形で時給が決まります。

ポイント制を採用しているお店は大衆店が多いイメージです。

キャバ嬢未経験の方でも努力次第で時給をアップさせられるということで、皆のやる気促進につながりやすいです。

ただし、ポイント制は店長やボーイがカウントするため、どうしても間違いが起こりやすかったりすることは確かです。

締め日前にお店に取ったポイントをメモして渡してみると良いかもしれません。

私自体はお店に任せっきりで、そんなことはしたことがありませんが…（笑）

ポイントスライド制を導入している店舗

• 麻布十番DIX
• 神楽坂蝶蝶
• 神楽坂うさぎ
• 新橋リトス
• インソウグループ

給率制

給率制とは、「売上と給料の比率がどれぐらいであるかを示したもの」でキャバ嬢がどれくらい仕事ができるかということがダイレクトにわかるシステムとなっています。

計算式は次のようになっています

給率（%）＝キャバ嬢給料÷売上額×100

例えば、給料が100万円、売上が200万円だとすると計算式の結果50％となります。

これは仕事ができると評価されます。
お店に売り上げの半分を与えることができているため、お店にとっては大変心強い戦力であるということになります。

では次の例です。

給料が50万円、売上が30万円だとすると、166％です。
計算などしなくてもわかると思いますが、売上が30万しかないのに給料が50万とは、明らかにお店が赤字を出している状態ですよね。

目安として、100%を超えてくると売上が少なく評価が下がる、60%を切るとお店のエースレベルといった感じです。
お店を支える大事なキャバ嬢ということで、指名やボトルバックが付いたりなど優遇されるようになります。
「〇〇％で時給〇〇円になる」という基準はお店によって異なります。
80％がボーダという風に設定をしているお店もあります。

自分のお客様をたくさん持っていたり太いお客様を掴むのが上手い方にとっては有利なシステムであり、歌舞伎町などの日本トップクラスのキャバ嬢が集まるエリアや、高級店で採用されることが多いです。

給率制を導入している店舗

キャバクラほとんど給率制

体験入店や入店してすぐの時給はどうなる？

ちなみに、体験入店では一律で時給が決まっていることがほとんどであり、入店スタートの時給も決まっていることもあります。

しかし中には店長やオーナーとの交渉で時給が決まり、3ヶ月程度の保証期間が設けられることも多いです。

時給についてはなかなか聞きづらいという側面もありますが、実際働いた後に計算してみると給料が少ない…ということにならないためにも、事前にしっかりと確認をしておき、給料が違う場合の対応についても聞いておく方が良いと思います。

もちろん喧嘩腰ではなく、「以前に働いたお店でごまかされていたことがありまして…。私は出勤したら毎回記録を付けているので、チェックしているんです」とやんわりと言葉を選びながらけん制してくださいね（笑）

給率制のまとめ

今回はキャバクラの給料計算方法について網羅し、わかりやすくまとめました。

複雑に感じられていた方も多いかもしれませんが、案外中身は難しいことはありません。
自分の給料のことなのでしっかりと理解しておいた方が良いことですので、わからない場合は再度読み返してみてくださいね。

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