キャバクラ・ラウンジ どっちが稼げる?給料の実態を完全解説
夜の仕事における高収入の代名詞として知られるキャバクラとラウンジ。SNSなどで「時給1万円以上」「月収100万円」といった情報を目にすることも多いものの、実際の収入事情はどうなのでしょうか。
本記事では、現場で働くスタッフの生の声を基に、ラウンジとキャバクラの給料事情を徹底的に解説します。
目次
「ラウンジの時給」は本当に高い?1万円や2万円はホント?
ラウンジの求人情報やSNSでは「時給1万円以上」という表記を見かけることがありますが、実態はどうなのでしょうか。実際の現場経験を基に、ラウンジの時給の真相に迫ります。
時給1万円以上は極めて限定的なケース
「時給1万円以上」というケースは、実は非常に限定的な条件下でのみ発生します。多くの場合、以下のような特殊な状況に限られます。
- 六本木や銀座などの超高級エリアの店舗
- モデル級の容姿や特別なスキルを持つスタッフ
- 短期間の期間限定保証
- 指名やバックを含めた総支給額での表記
実際の基本時給は、都内の高級店でも4,000円~8,000円程度が一般的です。
基本時給2万円以上という条件は、ほぼ存在しないと考えて良いでしょう。その理由は以下の通りです。
- お店の運営コストと利益率の関係上、現実的に不可能
- 仮に高額時給があっても、それは様々な条件を含めた総支給額
- 短期間の体験入店や期間限定キャンペーンの可能性
実態として、基本時給の相場は都内の高級店でも8,000円程度が上限となっています。
2024年最新|ラウンジスタッフの時給相場
2024年現在のラウンジスタッフの時給相場について、エリアや店舗タイプ別に詳しく解説します。スタッフの経験や店舗の立地によって時給は大きく変動するため、実態に即した正確な情報をお届けします。
都内主要エリアの標準時給は、以下のような範囲となっています。
- 六本木:4,000円~8,000円
- 銀座:4,500円~7,000円
- 西麻布:4,000円~7,000円
- 恵比寿:3,500円~6,000円
ただし、これらは基本時給であり、実際の収入はバックシステムによってさらに上乗せされます。特に高級店では、小計バックが10%~50%付くケースも多く、1日の売上によっては大幅な収入増が見込めます。
また、2024年は人材確保の競争が激化しており、従来よりも時給水準が上昇傾向にあります。特に新規オープン店では、オープニングスタッフの確保のため、通常より1,000円~2,000円程度高い時給が設定されることも増えています。
地方都市の場合は、都内と比べて時給水準が2,000円~3,000円程度低くなる傾向があります。ただし、地方でも会員制の高級店であれば、都内に近い水準の時給が期待できます。
ラウンジの体験入店でもらえる給料は?
ラウンジで働くことを検討する際、まずは体験入店から始めるケースが一般的です。体験入店は実際の雰囲気やシステムを知る良い機会であり、給与面でも通常と遜色ない待遇が用意されています。体験入店の給与システムと実際の収入について、詳しく解説します。
都内の会員制ラウンジの場合:時給5,000円が平均的
都内の会員制ラウンジにおける体験入店の時給は、平均して5,000円程度に設定されています。新規オープン店や人気エリアの店舗では、6,000円以上の時給を提示することもあります。
体験入店では、通常の勤務と同様にバックシステムも適用されます。ドリンクバックや場内指名バックなど、その日の売上に応じた追加収入を得ることが可能です。
体験入店の平均収入は20,000円程度
体験入店での1日の収入は、平均して20,000円前後となっています。これは以下の要素で構成されます。
- 基本時給(5,000円)× 4時間 = 20,000円
- 各種バック(ドリンクバック、指名バックなど)
- チップ(お客様からの心付け)
なお、体験入店の場合は面接や店内説明で1時間程度を要するため、実働時間は4時間程度が一般的です。その日のうちに給与を受け取れる日払い制を採用している店舗が多いのも特徴です。
徹底比較:ラウンジとキャバクラの収入の違い
ラウンジとキャバクラは、一見似たような仕事に思えますが、収入システムには大きな違いがあります。基本時給から収入の安定性、給与控除まで、それぞれの特徴を詳しく比較し、実際の手取り収入の違いを解説します。
時給の違いを比較!
キャバクラの基本時給は、都心の人気店では時給8,000円以上が設定されるなど、ラウンジと比べて全般的に高めです。一方で、保証期間終了後は時給が下がるケースも多く、長期的な安定性という点では注意が必要です。また、ドリンクバックやポイント制などのインセンティブも充実しています。
対してラウンジは、基本時給4,000円~8,000円とキャバクラより控えめですが、時給の変動が少なく安定しています。特徴的なのは小計バックが10%~50%と高めに設定されていることで、本指名を重視する営業スタイルが一般的となっています。
収入の安定性を比較
キャバクラは固定シフト制を採用している店舗が多く、収入の安定性が高いのが特徴です。シフトが保証されることで、月々の収入が読みやすく、ノルマ達成による収入アップも期待できます。また、客層が幅広いため、安定した集客を見込めます。
一方ラウンジは、自由出勤制を採用している店舗が多く、働き方の自由度が高いものの、「出勤調整」により収入が変動するリスクがあります。ただし、富裕層の顧客が多く、長期的な顧客関係を築きやすいため、安定したリピーターを確保できれば、収入の安定化も可能です。
給与控除の違いを解説
実際の手取り額に大きく影響する給与控除は、両者で大きな違いがあります。キャバクラでは所得税や社会保険に加え、ヘアメイク代(1回1,500円程度)やドレスのレンタル料が必要です。また、遅刻や欠勤に対するペナルティ制度を設けている店舗も多くあります。
これに対してラウンジは、所得税と社会保険以外の控除が少ないのが特徴です。私服勤務が可能なため、ドレス代やヘアメイク代が不要で、ペナルティ制度も少ないことから、手取り額が増える傾向にあります。
結論:ラウンジとキャバクラ、稼ぎやすいのはどっち?
ラウンジとキャバクラ、どちらが稼ぎやすいのかは個人の性格や目標によって異なります。
キャバクラは時給が高く、ドリンクバックや同伴料などのインセンティブも豊富なため、短期間で効率よく高収入を得たい方に向いています。ただし、ノルマやペナルティがあるお店も多いため、プレッシャーに耐えられる方でないと長続きしない可能性があります。
一方、ラウンジは時給こそキャバクラより低めですが、バック率が高く、ノルマも少ないため、働きやすい環境が整っています。じっくりと顧客との関係性を築き、長期的に安定した収入を得たい方には、ラウンジがおすすめです。
結局のところ、自分の強みを生かせるお店を選ぶことが、高収入を得るためのカギとなるでしょう。以下の点を考慮しながら、自分に合ったお店を見つけましょう。
- 接客スタイル(落ち着いた雰囲気か、華やかな接客か)
- 給与体系(時給重視か、バック重視か)
- 働き方(自由度の高さ、ノルマの有無)
- 将来の目標(短期的な高収入か、長期的な安定収入か)
総合的に見ると、短期的な高収入を目指すならキャバクラ、長期的な安定収入を得たいならラウンジがおすすめです。ただし、何よりも大切なのは自分に合ったお店選びです。両者の特徴をしっかりと理解した上で、自身の目標や性格に合ったお店を選ぶことが重要です。
自分に合った稼ぎ方と働き方を選択しよう
ラウンジとキャバクラには大きな違いがあります。自分の目標や性格に合ったお店を選ぶことが、効率よく稼ぐためのカギとなります。
短期的な高収入を目指すなら、時給が高くインセンティブも豊富なキャバクラがおすすめ。一方、長期的に安定した収入を得たい方は、バック率が高くノルマが少ないラウンジが向いています。
特に、ラウンジバイトは自由度が高く、学業や昼間の仕事との両立もしやすいのが魅力です。働きやすい環境で、じっくりと顧客との関係性を築きながら、高収入を目指せます。
自分に合ったお仕事を見つけるために、各店舗の特徴をしっかりと理解し、体験入店で実際の雰囲気を確かめてみることをおすすめします。あなたに最適な高収入アルバイトを見つけて、理想の働き方を実現しましょう。
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サービスの流れ
10年以上港区を中心にラウンジ・キャバクラ・クラブ・ガールズバー紹介していた経験からライターに転身。
ナイトワークで働く女性の悩みや知りたいことに誰よりも知見があります。
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